カメラ講座

第2回 画作りを考えよう
(構図の基本)

シャッターを切る瞬間は、いい場面が撮れたと思ったのに、いざ出来上がった写真を見ると何だかよく分からない…。ファインダーを覗いてそのままシャッターを切る前に、ぐるっとファインダーを見回してみよう。もっといい切り取り方があるかもしれない。

 

1. 縦位置と横位置

高いビルや木などを撮るときはカメラを縦に構えて撮ったり、風景を写すときは横位置で撮ったり、意識してやってみよう。縦位置の構図は高さを、横位置は空間の広がりを表現しやすい。同じ被写体でも縦位置と横位置で大きく印象が変わるので、いろいろと試してみよう。
tate
yoko

 

2. 立ったり、しゃがんだり

普段写真を撮るとき、立った目線から撮ることが多いかもしれないけれど、同じ物でも下から見上げたり、上から見下ろしたりすると見え方が違ってくる。鳥や犬になった気分でいろいろと試してみよう。A、B、Cの写真はそれぞれ目線の高さ、腰くらいの高さ、しゃがんだ位置で撮影したものだ。少ししゃがむだけでも、これだけ見え方が違ってくるぞ。

目線の高さ
腰の高さ
しゃがんだ位置
カメラの位置

体のバランスの他に、背景の入り方も変わってくることにも注目しよう。

 

3. 近づいたり、遠ざかったり

時には被写体にぐっと近づいてみたり、逆に遠く離れてみたりしてみよう。細部の造形の面白さが見つかったり、周りの景色との対比が出来たり、新しい発見があるかもしれない。

ズームアップ
ズームバック
風景

 

4. ズームレンズに頼らないで構図を決めてみよう。

最近はどんなカメラでもズーム出来るレンズがついていることが多い。けれど、あえてズームを使わずに構図を決めてみよう。 ズームが出来なければ、アップで撮りたいときには近づかなければならないし、広い範囲を写そうと思えば離れなければならない。そうやって動き回ることで、面白い構図が見つかったり、自分なりの撮り方のヒントが見つかったりする。

 

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